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スカーゲンの腕時計(ムーブメント : MIYOTA SUPER GL20)の電池を自分で交換してみた

クオーツ式腕時計のほとんどは2年前後で電池が切れるので交換しなければなりません。
時計店などの専門店で
1,000円から3,000円程度で交換をしてもらえますので、そこからあらためて2年間使用することができることを考えれば決して高価な買い物ではないのですが、最近ではネットなどで工具を入手し自分で交換する人も増えてきているようです。

ということで、今回はネット通販で入手した腕時計工具を使ってスカーゲンの腕時計の電池を自分で交換してみました。

この時計は裏蓋が非常に閉めにくいため業者に任せたほうが無難かもしれません。

 

電池交換の準備をする

今回電池交換した時計

スカーゲンの腕時計です。

  • 裏ブタの開け方:こじ開けタイプ
  • ムーブメントの型番:MIYOTA SUPER GL20
  • ボタン電池の型番:SR621SW

工具の準備

裏蓋がこじ開け式になっている腕時計の電池交換には以下のような工具が必要になりますので準備します。

  • 指サック
    ムーブや電池に直接触れないように使用します。
  • ピンセット
  • ばね棒外し
  • こじ開け器(先の幅が狭いもの)
大きめの100円ショップですべてそろえることができますが、(一部100円では買えないものもあります。)千円ちょっとで下のようなセットを購入することもできます。

ボタン電池

ムーブメントに適合したボタン電池を用意します。
執筆時の最安値は、SONYのボタン電池SR621SWでした。

 

【ボタン電池のSWとW
時計用のSRボタン電池には、SWとWの2つのタイプがあります。

それぞれSWタイプはアナログ時計など比較的負荷の小さな時計に、Wタイプはデジタル時計などパワーが必要な時計に利用されます。

 

電池を交換する

裏蓋を開ける

まずは赤丸の隙間が空いた部分にこじ開け器を差し込み裏蓋を開けます。
ケースにキズをつけないよう丁寧に開けました。

古い電池を外し新しい電池をセットする

精密ドライバーなどを使い電池を外し新しい電池をセットして作動確認します。
異常がなければ秒針が動き始めます。

交換時、電池の持ち方には注意が必要です。
素手で電池に触れないことはもちろんですが、次の画像の誤った持ち方のように上下をつまんでしまうと電池がショートしてしまいますので、
必ず側面をつまむか絶縁されたピンセットを使用するようにします。

正しい持ち方

誤った持ち方

裏蓋を閉める

電池を交換して作動確認をしたら画像のような切込みを竜頭の位置に合わせて蓋を閉めるのですが、この時計はとても固く器具を使用しなければ蓋を閉められませんでした。

こじ開け式の時計で厄介なことの一つが、裏蓋が硬くて閉められないものがあるということです。
そんな時は下のような器具を使い閉めることができますが、扱い方によっては風防ガラスを破損したりケースにキズをつけたりする場合があります

時刻を合わせて終了

最後に時刻を合わせたら終了です。
今回の所要時間は蓋閉めに手間取り15分でした。

情報通信研究機構のホームページでは日本標準時を確認する事ができます。⇒ 情報通信研究機構公式サイト

 

 

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