自動巻きや手巻きなどの機械式時計やソーラー時計などでない多くの腕時計は、おおよそ2年前後で電池交換の時期を迎えますので時計店などの専門店で交換をしてもらいます。
大抵1,000円から3,000円程度で即日交換できるので、そこからあらためて2年間使用することができることを考えれば決して高価な買い物ではないでしょう。
ただし、品物によってはメーカー対応になり高額になってしまう場合や、自店では作業できない店などに依頼すると時間がかかってしまう場合があります。
そんなこともあってか、最近では自分でできるよう腕時計の電池交換に使う工具が手軽に入手できるようになりました。
ということで、今回はネット通販で入手した腕時計工具を使ってCOACHの腕時計の電池を自分で交換してみました。
腕時計の電池交換は、作業時にコイルをキズつけてしまったり針がはずれてしまったりして時計が使用できなくなるリスクがあります。
電池交換の準備をする
今回電池交換した時計
COACHの腕時計です。
- 裏ブタの開け方:こじ開けタイプ
- ムーブメントの型番:S.EPSON Y121E
- ボタン電池の型番:SR626SW
工具の準備
裏蓋がこじ開け式になっている腕時計の電池交換には以下のような工具が必要になりますので準備します。
- 指サック
ムーブや電池に直接触れないように使用します。 - ピンセット
- ばね棒外し
- こじ開け器
ボタン電池
ムーブメントに適合したボタン電池を用意します。
執筆時の最安値は、MURATAのボタン電池SR626SWでした。
電池を交換する
裏蓋を開ける
まずは赤丸の隙間が空いた部分にこじ開け器を差し込み裏蓋を開けます。ケースにキズをつけないよう丁寧に開けました。
ちょっとひと手間
そのまま裏蓋を開けることもできますが、ベルトのピンを1か所外すことで作業時にベルトが裏蓋を邪魔することがなくなります。
古い電池を外し新しい電池をセットする
赤丸の部分で電池がフックされていますので、ピンセットなど先の少し尖ったものでそっと広げ外します。
※電池が飛び出す場合が多いようです。
電池を外したら新しい電池を用意し、外した時と反対の手順でセットして作動確認します。
今回のように3針の時計の場合、異常がなければ秒針が動き始めますので確認ができます。
正しい持ち方
誤った持ち方
裏蓋を閉める
電池を交換して作動確認をしたら裏蓋を閉めます。
多くの時計の裏蓋には画像のような切込みがありますので、この切込みを竜頭の位置に合わせて蓋を閉めます。
時刻を合わせて終了
最後に時刻を合わせたら終了です。
今回の所要時間は10分でした。
★情報通信研究機構のホームページでは日本標準時を確認する事ができます。⇒ 情報通信研究機構公式サイト
スポンサーサイト
時計をより高く売りたいなら「ウリドキ」
時計一括比較のウリドキなら簡単な入力で最大10社の査定額を比較することができます。