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GUCCIの腕時計(ムーブメント : ETA956112)の電池を自分で交換してみた

時計の秒針が数秒単位で動くようになると電池の寿命が近づいてきたサインです。
時計店など専門店に持ち込んで1,000円から3,000円程度の料金で交換してもらえば2年間使用できるので決して高価な買い物ではないのですが、一部の機種はメーカー対応になり高額になってしまったり時間がかかってしまう場合があります。
そんなこともあってか最近では自分で電池交換する人も増え、そのために使う工具も手軽に入手できるようになりました。

ということで、今回はネット通販で入手した腕時計工具を使ってGUCCI腕時計の電池を自分で交換してみました。

 

電池交換の準備をする

今回電池交換した時計

GUCCIの腕時計です。

  • 裏ブタの開け方:こじ開けタイプ
  • ムーブメントの型番:ETA956112
  • ボタン電池の型番:SR621SW

工具の準備

裏蓋がこじ開け式になっている腕時計の電池交換には以下のような工具が必要になりますので準備します。

  • 指サック
    ムーブや電池に直接触れないように使用します。
  • ピンセット
  • ばね棒外し
  • こじ開け器
大きめの100円ショップですべてそろえることができますが、(一部100円では買えないものもあります。)千円ちょっとで下のようなセットを購入することもできます。

ボタン電池

ムーブメントに適合したボタン電池を用意します。
執筆時の最安値は、SONYのボタン電池SR920SWでした。

 

【ボタン電池のSWとW
時計用のSRボタン電池には、SWとWの2つのタイプがあります。

それぞれSWタイプはアナログ時計など比較的負荷の小さな時計に、Wタイプはデジタル時計などパワーが必要な時計に利用されます。

 

電池を交換する

裏蓋を開ける

まずは赤丸の隙間が空いた部分にこじ開け器を差し込み裏蓋を開けます。
この時計はプラスチック製のパッキン(通称赤プラパッキン)によって裏蓋をがケースにはめ込んでいるタイプなので、キズをつけないよう差し込む場所をずらしながらすこしずつ開けます。

古い電池を外し新しい電池をセットする

精密ドライバーなどを使って電池を外し新しい電池をセットして作動確認します。
異常がなければ秒針が1秒ずつ動き始めます。

交換時、電池の持ち方には注意が必要です。
素手で電池に触れないことはもちろんですが、次の画像の誤った持ち方のように上下をつまんでしまうと電池がショートしてしまいますので、
必ず側面をつまむか絶縁されたピンセットを使用するようにします。

正しい持ち方

誤った持ち方

裏蓋を閉める

電池を交換後の作動確認をしたら裏蓋を閉めます。
画像のようなパッキンがケースに均等にはまっていくよう注意して蓋を閉めます。

プラパッキンによるこじ開け式の時計で厄介なことの一つが、裏蓋を均等に閉めらずパッキンをつぶしてしまうことがあるということです。
そうなるとパッキンを取り換えなければしっかり蓋を閉めることができなくなってしまいます。

時刻を合わせて終了

最後に時刻を合わせたら終了です。
今回の所要時間は10分でした。

情報通信研究機構のホームページでは日本標準時を確認する事ができます。⇒ 情報通信研究機構公式サイト

 

 

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