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CITIZENの腕時計(ムーブメント : CITIZEN5431)の電池を自分で交換してみた

自動巻きや手巻きなどの機械式時計やソーラー時計などを除く大部分の腕時計は、大体2年前後で電池交換の時期を迎えますので時計店などの専門店に依頼して交換をしてもらいます。
通常は1,000円から3,000円程度でその日のうちに交換できるので、そこからまた約2年間使用することができることを考えれば決して高価な買い物ではないでしょう。
ただし、品物によってはメーカー対応になり高額になってしまうケースや、自店で作業できない店に依頼した場合は時間がかかってしまう場合があります。
そんな理由もあってか、最近では腕時計の電池交換に使う工具が手軽に入手できDIYできるようになりました。

今回はネット通販で入手した腕時計工具を使ってCITIZENの腕時計xC(クロスシー)の電池を交換してみます。

 

電池交換の準備をする

今回電池交換した時計

CITIZENの腕時計です。

  • 裏ブタの開け方:こじ開けタイプ
  • ムーブメントの型番:CITIZEN 5431
  • ボタン電池の型番:SR416SW

工具の準備

裏蓋がこじ開け式の場合、電池交換には以下のような工具が必要になりますので準備します。

  • 指サック=ムーブや電池に直接触れないように使用します。
  • ピンセット
  • ばね棒外し
  • こじ開け器
  • 精密ドライバー(-)
大きめの100円ショップですべて揃えることができますが、(一部100円では買えないものやセットで売っているものもあります。)千円ちょっとで下のようなセットを購入することもできます。

ボタン電池の準備

ムーブメントに適合したボタン電池を用意します。
執筆時の最安値は、Panasonicのボタン電池SR416SWでした。

 

【ボタン電池のSWとW
時計用のSRボタン電池には、SWとWの2つのタイプがあります。

それぞれSWタイプはアナログ時計など比較的負荷の小さな時計に、Wタイプはデジタル時計などパワーが必要な時計に利用されます。

 

電池を交換する

裏蓋を開ける

まずはケースと裏蓋の隙間にこじ開け器を差し込み裏蓋を開けます。

今回の時計もこじ開け器を当てた場所のすぐ内側にコイルがありました。
このような配置の時計では、こじ開け器を差し込む時の力加減を間違えると深くまで入ってしまいコイルにキズをつける可能性がありますので、こじ開け作業は細心の注意が必要です。

古い電池を外し新しい電池をセットする

マイナスの精密ドライバーなどを使い古い電池を取り外します。

電池を外したら新しい電池を用意し、コイルにキズをつけないよう注意しながら電池をセットし秒針が動くことを確認します。

電池の持ち方にも注意が必要です。
素手で電池に触れないことはもちろんですが、次の画像の誤った持ち方のように上下をつまんでしまうと電池がショートしてしまいますので、
必ず側面をつまむか絶縁されたピンセットを使用するようにします。

正しい持ち方

誤った持ち方

裏蓋を閉める

電池を交換して作動確認をしたら切込みを竜頭の位置に合わせて裏蓋を閉めます。

※裏蓋の向き(切込みの位置)を間違えると竜頭の心棒(巻き芯)を破損する恐れがありますので注意が必要です。

こじ開け式の時計で厄介なことの一つが、裏蓋が硬くて閉められないものがあるということです。
そんな時は下のような器具を使い閉めることができますが、扱い方によっては風防ガラスを破損したりケースにキズをつけたりする場合があります

時刻を合わせて終了

最後に時刻を合わせて終了です。
今回は10分ほどで完了できました。

情報通信研究機構のホームページでは日本標準時が確認できます。
⇒ 情報通信研究機構公式サイト

 

 

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