記事内には広告が含まれています。

エンポリオアルマーニのクロノグラフ腕時計(ムーブメント : MIYOTA 0S20)の電池を自分で交換してみた

クオーツ式腕時計の多くは大体2年前後で電池の交換時期を迎えます。
クロノグラフの場合、時計店など専門店に依頼すると通常1,000円から3,000円程度で当日交換できるので、約2年間使用できることを考えれば決して高価な買い物ではないでしょう。
ただし、品物によってはメーカー対応になり高額になってしまうケースや、自店で作業できない店に依頼した場合は時間がかかってしまう場合があります。

今回はDIY用の腕時計工具を使ってEMPORIO ARMANIの腕時計の電池を交換してみました。

 

電池交換の準備をする

今回電池交換した時計

EMPORIO ARMANIの腕時計です。

  • 裏蓋の開け方:スクリュータイプ
  • ムーブメントの型番:MIYOTA 0S20
  • ボタン電池の型番:SR927SW

工具の準備

裏蓋がスクリュー式の場合、電池交換には以下のような工具が必要になりますので準備します。

  • 裏蓋オープナー(側開器)
  • 精密ドライバー(-)
  • ピンセット
  • ばね棒外し
  • 指サック=ムーブや電池に直接触れないように使用します。

裏蓋オープナー(側開器)以外は大きめの100円ショップで揃えることができますが、ネットショップでは千円ちょっとで工具セットを購入することもできます。

ボタン電池

ムーブメントに適合したボタン電池を用意します。
執筆時の最安値は、maxellのボタン電池SR927SWでした。

 

【ボタン電池のSWとW
時計用の酸化銀ボタン電池には、SWとWの2つのタイプがあります。

それぞれSWタイプはアナログ時計など比較的負荷の小さな時計に、Wタイプはデジタル時計などパワーが必要な時計に利用されます。

 

電池を交換する

裏蓋を開ける

まずは裏蓋を開けます。
スクリュー式の場合は、裏蓋にあるくぼみの2つに下のような側開器のツメをあてて回転させて開けます。

パッキンを外す

機械を抑えているプラスチックのパッキンを外し電池を露出させます。
この時、パッキンと一緒に機械が持ち上がらないよう細心の注意が必要です。

パッキンと一緒に機械を持ち上げてしまうと、文字盤との間に隙間ができ針が外れてしまうことがあります。

古い電池を外す

電池が露出したら機械から外します。
ツメ(画像赤丸部分)で電池が固定されていますので、精密ドライバーなどを使用します。

 

これで作業の半分が終了です。
ここからはこれまでの作業を逆に進め元の状態に戻す作業です。

 

新しい電池をセットする

電池を外したら新しい電池を用意し、コイルにキズをつけないよう注意しながら外した時と反対の手順で電池をセットします。

通常のピンセットを使用する場合は電池の持ち方にも注意が必要です。
素手で電池に触れないことはもちろんですが、次の画像の誤った持ち方のように上下をつまんでしまうと電池がショートしてしまいますので、
必ず側面をつまむか絶縁されたピンセットを使用するようにします。

正しい持ち方

誤った持ち方

パッキンを戻す

新しい電池がセット出来たらパッキンを戻します。
ピン(赤丸の部分)がしっかりスペースに収まっているのを確認してセットします。

裏蓋を閉めクロノグラフをセットする

裏蓋を閉めてクロノグラフの針がずれていれば12時の位置にセットします。

竜頭を2段引いた状態で2時の位置のボタンを押して針を12時の位置に移動させます。

セット出来たら竜頭はそのままで次の時刻合わせに移ります。

時刻を合わせて終了

クロノグラフの針がセット出来たら竜頭は2段引きのまま時刻を合わせます。
その後、竜頭を1段引きの状態の戻し日付を合わせた後、竜頭を最後まで押し込みます。
4時の位置のボタンを押してクロノグラフが真上の位置になれば終了です。

情報通信研究機構のホームページでは日本標準時が確認できます。
⇒ 情報通信研究機構公式サイト

 

 

スポンサーサイト

時計をより高く売りたいなら「ウリドキ
時計一括比較のウリドキなら簡単な入力で最大10社の査定額を比較することができます。

ウリドキ公式サイトをチェック

 

タイトルとURLをコピーしました