ネットフリマのラクマ独自の配送方法として「かんたんラクマパック」があります。
引受業者に「ヤマト運輸」と「日本郵便」を選択することができるのですがどのように違うのか、今回は配送料金を中心にそれぞれの違いをくらべてみました。
かんたんラクマパックの特徴
一番大きな特徴は、国内であればどこの場所に送っても料金が同一ということです。あらかじめ送料を把握することができるのでそれを価格に反映することができる便利さがあります。
その他にも宛名書きが不要であったり匿名でやりとりができたりといった特徴があります。
料金が全国一律
北海道から沖縄まで日本全国同一の料金で発送することができます。
もっとも小さいサイズの場合、日本郵便は180円、ヤマト運輸は200円です。
宛名書き不要
取引ごとに作成されるQRコードを使用し伝票を作成することができます。
匿名配送
かんたんラクマパックの「匿名発送」は、出品者と購入者がお互いの氏名・住所・電話番号等の個人情報を知らせることなく行えるプライバシーに配慮した安心な取引方法です。
出品時に「かんたんラクマパック」を設定するだけで、取引中の情報画面はもちろん宛名シールにも相手の情報が表示されません。
追跡サービス
荷物の配達状況を確認することができます。
ラクマあんしん補償
もしもの場合、商品代金の補償などを受けることができます。
配送業者と発送依頼方法
かんたんラクマパック(ヤマト運輸)
配送業者は「ヤマト運輸」になります。
お近くの営業所やコンビニ(セブンイレブン・ファミリーマート)に持込み自身で送り状を作成して発送します。
ヤマト運輸営業所での手続き
- アプリの取引ページでQRコードを表示させます。
- ヤマト運輸に設置されている専用端末ネコピットで《提携フリマサイト、提携企業サイト》⇒《2次元コードをお持ちの方》の順にタッチしQRコードを読み込ませます。
- 必要に応じてお届け希望日や希望時間帯を選択し表示される内容を確認して《印刷》をタッチします。
- 発行された送り状と荷物を窓口に渡します。
コンビニ(セブンイレブン)での手続き
- アプリの取引ページでバーコードを表示させます。
- レジでバーコードを提示し送り状と伝票納入用袋を受け取ります。
- 伝票納入用袋を自身で荷物に貼付し送り状を入れ店舗スタッフに渡します。
コンビニ(ファミリーマート)での手続き
- アプリの取引ページでQRコードを表示させます。
- ファミリーマートに設置されている専用端末Famiポートのメニュー《配送サービス》⇒《ラクマの表示があるボタン》を順にタッチしQRコード読み込ませます。
- 表示される内容を確認し間違いなければ《発行する》をタッチします。
- 申込券(レシート)が出力されるのでレジに持参し送り状と伝票納入用袋を受け取ります。
- 伝票納入用袋を自身で荷物に貼付し送り状を入れ店舗スタッフに渡します。
かんたんラクマパック(日本郵便)
配送業者は「日本郵便」です。
お近くの郵便局やコンビニ(ローソン)に持込み自身で送り状を貼付して発送します。
郵便局での手続き
専用プリンタ(ゆうプリタッチ)で送り状を発行します。
- アプリの取引ページでQRコードを表示させます。
- QRコードをゆうプリタッチに読み込ませます。
- 送り状が発行されるので自身で貼付して窓口に渡します。
コンビニ(ローソン)での手続き
- アプリの取引ページでQRコードを表示させます。
- ローソンに設置されている専用端末Loppiのメニュー《Loppi専用コードをお持ちの方》をタッチしQRコード読み込ませます。
- 表示される内容を確認し間違いなければ《発行する》をタッチします。
- 申込券(レシート)が出力されるのでレジに持参し送り状と伝票納入用袋を受け取ります。
- 伝票納入用袋を自身で荷物に貼付し送り状を入れ店舗スタッフに渡します。
梱包サイズと配送料金
かんたんラクマパックのサイズごとの配送料金を表にしてみました。
ポストに投函できるサイズや3辺の合計が60㎝以下のサイズでは日本郵便のほうが配送料を安く設定していますのでこちらを利用したほうがメリットがありそうです。
ヤマト運輸には日本郵便にないサイズとして、ポスト投函サイズのネコポスと宅急便60㎝サイズの間に宅急便コンパクトが用意されています。
かんたんラクマパック(日本郵便)の配送料金
サイズ | 料金(税込) | ||||
縦×横 | 厚さ | 重さ | |||
ゆうパケット | 長辺34.0㎝以内 | 3.0㎝以内 | 1.0㎏ 以内 |
180円 | |
3辺の合計が60.0㎝以内 | |||||
(ゆうパケットポスト) | 詳細は下の記事をご覧ください。 フリマで利用できる「ゆうパケットポスト」をくらべてみた |
175円 ※別途専用資材代 |
|||
ゆうパック | 60サイズ | 3辺の合計が60㎝以内 | 25.0㎏ 以内 |
700円 | |
80サイズ | 3辺の合計が80㎝以内 | 800円 | |||
100サイズ | 3辺の合計が100㎝以内 | 1,150円 | |||
120サイズ | 3辺の合計が120㎝以内 | 1,350円 | |||
140サイズ | 3辺の合計が140㎝以内 | 1,500円 | |||
160サイズ | 3辺の合計が160㎝以内 | 1,500円 | |||
170サイズ | 3辺の合計が170㎝以内 | 1,500円 |
かんたんラクマパック(ヤマト運輸)の配送料金
サイズ | 料金(税込) | ||||
縦×横 | 厚さ | 重さ | |||
ネコポス | 31.2㎝×22.8㎝以内 | 3.0㎝以内 | 1.0㎏以内 | 200円 | |
※最小は23.0㎝×11.5㎝ | |||||
宅急便コンパクト | 専用薄型BOX | 34.0㎝×24.8㎝以内 | ― | 上限なし | 530円 ※別途専用資材代 |
専用BOX | 25.0㎝×20.0㎝以内 | 5.0㎝以内 | |||
宅急便 | 60サイズ | 3辺の合計が60㎝以内 | 2.0㎏以内 | 800円 | |
80サイズ | 3辺の合計が80㎝以内 | 5.0㎏以内 | 900円 | ||
100サイズ | 3辺の合計が100㎝以内 | 10.0㎏以内 | 1,150円 | ||
120サイズ | 3辺の合計が120㎝以内 | 15.0㎏以内 | 1,350円 | ||
140サイズ | 3辺の合計が140㎝以内 | 20.0㎏以内 | 1,500円 | ||
160サイズ | 3辺の合計が160㎝以内 | 25.0㎏以内 | 1,500円 |
料金が安い順に並べてみる
「日本郵便」と「ヤマト運輸」を単純に料金が安い順に並べてみました。
サイズ | 発送方法 | 料金(税込) | |||
縦×横 | 厚さ | 重さ | |||
詳細は下の記事をご覧ください。 フリマで利用できる「ゆうパケットポスト」をくらべてみた |
ゆうパケットポスト (日本郵便) |
175円 ※別途専用資材代 |
|||
長辺34.0㎝以内 | 3.0㎝以内 | 1.0㎏ 以内 |
ゆうパケット (日本郵便) |
180円 | |
3辺の合計が60.0㎝以内 | |||||
31.2㎝×22.8㎝以内 | 3.0㎝以内 | 1.0㎏ 以内 |
ネコポス (ヤマト運輸) |
200円 | |
※最小は23.0㎝×11.5㎝ | |||||
34.0㎝×24.8㎝以内 | ― | 上限 なし |
宅急便コンパクト (ヤマト運輸) |
専用薄型BOX | 530円 ※別途専用資材代 |
25.0㎝×20.0㎝以内 | 5.0㎝以内 | 専用BOX | |||
3辺の合計が60㎝以内 | 25.0㎏ 以内 |
ゆうパック (日本郵便) |
60サイズ | 700円 | |
3辺の合計が60㎝以内 | 2.0㎏ 以内 |
宅急便 (ヤマト運輸) |
60サイズ | 800円 | |
3辺の合計が80㎝以内 | 25.0㎏ 以内 |
ゆうパック (日本郵便) |
80サイズ | 900円 | |
3辺の合計が80㎝以内 | 5.0㎏ 以内 |
宅急便 (ヤマト運輸) |
80サイズ | 900円 | |
3辺の合計が100㎝以内 | 25.0㎏ 以内 |
ゆうパック (日本郵便) |
100サイズ | 1,150円 | |
3辺の合計が100㎝以内 | 10.0㎏ 以内 |
宅急便 (ヤマト運輸) |
100サイズ | 1,150円 | |
3辺の合計が120㎝以内 | 25.0㎏ 以内 |
ゆうパック (日本郵便) |
120サイズ | 1,350円 | |
3辺の合計が120㎝以内 | 15.0㎏ 以内 |
宅急便 (ヤマト運輸) |
120サイズ | 1,350円 | |
3辺の合計が140㎝以内 | 25.0㎏ 以内 |
ゆうパック (日本郵便) |
140サイズ | 1,500円 | |
3辺の合計が140㎝以内 | 20.0㎏ 以内 |
宅急便 (ヤマト運輸) |
140サイズ | 1,500円 | |
3辺の合計が160㎝以内 | 25.0㎏ 以内 |
ゆうパック (日本郵便) |
160サイズ | 1,500円 | |
3辺の合計が160㎝以内 | 25.0㎏ 以内 |
宅急便 (ヤマト運輸) |
160サイズ | 1,500円 | |
3辺の合計が170㎝以内 | 25.0㎏ 以内 |
ゆうパック (日本郵便) |
170サイズ | 1,500円 |
さいごに
今回はネットフリマのラクマ独自の配送方法として2パターン用意されている「かんたんラクマパック」をくらべてみました。
「ヤマト運輸」と「日本郵便」のいずれも通常配送より低い料金設定であったり匿名配送が使えたりとメリットあるサービスですので、積極的に使用したいものですね。
メルカリ便については以下の記事でくらべてみました。