楽天生命のスーパー定期保険を別の保険会社の似た保険とくらべてみた

最近「楽天生命」という保険会社のCMを見かけるようになりました。
どんな保険を扱っているのか?
他社の保険と比較して優れた点や劣る点は?
今回は「楽天生命のスーパー定期保険」を他社の同じような定期保険とくらべてみました。

「楽天生命のスーパー定期保険」とは?

死亡時や高度障害になった時に保険金を受け取れる保険です。
1年毎に更新するタイプの保険で、80歳まで健康状態に関係なく自動更新されます。

今回は別の保険会社の定期保険と比較するのですが、1年更新タイプの定期保険はまれなため10年更新タイプのものと比べています。

「楽天生命のスーパー定期保険」の保険料は?

定期保険は一定期間の死亡・高度障害時に備えるもので、その内容はどの保険会社もあまり変わらない保険です。
そのため一番の比較ポイントは保険料ということになります。
ここでは保険料が安いと言われている保険会社3社と各年代の保険料を比較してみました。
また、非喫煙者に対する割引商品があるチューリッヒ生命も参考までに調べてみました。

被保険者が男性の場合

「楽天生命のスーパー定期保険」の保険料は、若い世代の保険料は全体的に他の保険会社に比べ安く設定されているようです。

被保険者が女性の場合

「楽天生命のスーパー定期保険」の保険料は、男性同様若い世代の保険料は安く設定されています。

「楽天生命のスーパー定期保険」の保険料は、若い人ほど他社に比べ安く設定されているということがわかりました。

10年スパンで考えたときの保険料は?

前段では、1年単位で考えたときは年齢によって「楽天生命のスーパー定期保険」が最も安いことがわかりました。
ただ、死亡保険に1年だけ入ろうと考える人はどのくらいいるでしょう。多くの人はもっと長い期間を考えるのでは。
そこで、別の保険会社の定期保険と10年間の保険料を比較してみました。

以下の例は「楽天生命のスーパー定期」と「メディケア生命のメディフィット定期(10年更新タイプ)」を比べた結果です。

例1)40歳男性が1000万円の保障を10年間継続した場合
  • メディフィット定期の保険料は10年間定額1,847円
  • スーパー定期は44歳まで1,770円・以降49歳まで2,630円
10年間に支払う保険料の総額は、メディフィット定期が221,640円であるのに対し楽天生命のスーパー定期は264,000円なので40,000円以上多く支払うことになります。
例2)44歳男性が1000万円の保障を10年間継続した場合
  • メディフィット定期の保険料は10年間定額2,509円
  • スーパー定期は44歳時は1,770円・45歳から49歳まで2,630円・以降3,960円
10年間に支払う保険料の総額は、メディフィット定期が301,080円であるのに対し楽天生命のスーパー定期は369,120円となり2割以上多く支払うことになります。
例3)70歳男性が1000万円の保障を10年間継続した場合
  • メディフィット定期の保険料は10年間定額24,206円
  • スーパー定期は70歳時の17,680円から79歳時の51,470円まで毎年保険料が変わる
10年間に支払う保険料の総額は、メディフィット定期が2,904,720円であるのに対し楽天生命のスーパー定期は3,737,556円であり832,836円も多く支払うことになります。
10年間契約すると仮定して比較した上記3つのパターンでは、契約時の保険料は「楽天生命のスーパー定期保険」が最も安いけれども、10年間の支払総額は「楽天生命のスーパー定期保険」が最も高くなるという結果になりました。

個人的感想

今回いくつかの保険をくらべた結果、ごく短期間の死亡保険が欲しいという人にとって「楽天生命のスーパー定期保険」は保険料の面でメリットがあるということがわかりました。
ただしそれは、一定の年齢層の人が数年間だけ契約した場合に限られるようです。

定期保険はシンプルな保障の保険ですので選ぶ基準として保険料が重要になると思いますが、契約時の保険料だけでなく一定期間継続した時の総払込保険料なども考慮し、できるだけ多くの保険を比較検討することが必要だと感じました。

※画像の一部は楽天生命保険株式会社公式サイトより引用しました。
※本文中の各保障内容は執筆時のパンフレットを参照しております。

 

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