自身のスキルアップのために利用できる制度として「公共職業訓練」があります。
事務系・建設系・情報系などさまざまな内容のカリキュラムから好きなものを選択できる上に、いずれも教材費以外の費用がほぼかからないといううれしい制度なので機会があれば是非とも利用したいものです。
今回は試験時や入校式での服装などについて自身の経験を思い出してみたり不明な部分をしらべてみたりしたことをまとめてみました。
職業訓練受講試験(面接試験)での服装
職業訓練を受講するためには試験を受ける必要があります。
通常は学科試験と面接試験が行われ、それらの結果を総合的に判断して受講の可否が決定されるようですので見た目の印象も最低限気にする必要があるでしょう。
受講試験時は私服でも問題はない?
「職業訓練を受講してみたい!」と考えたとき、まずはじめにハローワークの職業訓練課という窓口で相談することになるのですが、そこで渡される試験案内には
「試験時の服装については特に決まった規定はない」といった旨の記述があります。
それまでの生活環境によってはスーツを持っていない人がいても当然ですので、公的な機関としてそういったところを配慮しての文言でしょう。
もちろん言葉通り、余程ラフな格好でなければ私服で臨んで全く問題はないようです。
実際にはほとんどの人がスーツ着用
では実際どうであったか?
私がハローワークの職業訓練課に行った時の話です。
担当者から希望する訓練の内容や試験の様子などの説明を受けたのですが、試験の心構えの説明中に「服装は自由ということになっているけれど皆さんスーツで行っているようです。」というアドバイスを受けました。
それを信じて当日はスーツにネクタイ姿で試験に臨んだのですが、私が受験したコースでは本当に全員がスーツ着用で参加していました。
みんなが同じようなアドバイスをされた結果そのようになったのかもしれませんが、ほかの地区のハローワークに通っていた人の話も似たようなものでした。
「試験時の服装については特に決まった規定はない」というのは事実ですし実際そういう地域もあるのでしょう。
ですが、もし担当者からスーツ着用をすすめられた場合は、スーツ着用、もしくはジャケット着用などそれに準ずる服装で臨むのが無難だと思います。
自分だけ他の人と違う服装をしているということが余計なプレッシャーになってしまい試験に集中できなくなることがないように。
入校式・修了式での服装
試験に合格した場合、次に参加するイベントが入校式です。
私が参加したのは合同入校式というもので、スタートが同時期の5つの訓練コースを受講する人たちが一斉に集まったので総勢200人近い人数での式でした。
ここでもやはりスーツ着用の人が大多数を占めたのは間違いないのですが、20人に1人くらいの割合でスーツ以外の人も見つけることができました。
他の会場でも割合こそ違いますがスーツ以外の服装で参加する人が一定数いたようですので、試験の時ほど見た目の印象を気にする必要はなさそうです。
ただしスーツを着ていなかった人も、男性はチノパンのようなパンツにジャケット(デニムの人はいなかったと思います)、女性は落ち着いた色で柄少なめのワンピースといった服装のようにきれいなカジュアルで、短パンやサンダル履きのように極端な軽装の人はいませんでした。
職業訓練中の服装
受講開始となった場合も、やはりどのような服装が良いのか悩むところでしょう。
私はとりあえずノーネクタイではあるもののセットアップで初日に臨みましたが、いざ登校してみると試験や入校式とは違い大多数の人がラフな服装で参加していました。
さすがにジャージ姿の人は見かけませんでしたがカジュアルな服装の人がほとんどでした。
他の訓練を受講していた人にも聞いたのですが、訓練中は基本的にみなさん自由な服装で通っていたようです。
訓練期間に入ってしまえば講義に集中できることがより重要になるので着慣れたものを着て受講すればよいと思います。
さいごに
職業訓練の各シーンにおける服装について思い出し書いてみましたが、もしかすると地域や訓練の内容によって違いがあるかもしれません。
ハローワークの担当者に聞くことができれば、それが一番の確認方法ですので質問してみるとよいでしょう。
きっと親切に教えてくれると思います。
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ただし見た目の印象はとても重要です。社会人として最低限の身だしなみを意識した服装で受験しましょう。