「マイナンバーカードって本当に安全なのかな?」
マイナ保険証の運用が始まりマイナンバーカードを使い始めたものの、ネットやSNSで「危ない」という声を聞いて不安に思っている人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、マイナンバーカードのセキュリティや利用時のリスク、安心して使うためのポイントなどをしらべてみました。
マイナンバーカードは危ない?
まず確認したいのがマイナンバーカードの安全性です。
結論から言うと、マイナンバーカードには次のようなセキュリティ対策が講じられているため、基本的に安全は守られているようです。
情報は分散管理されている
マイナンバーカード1枚にすべての個人情報が保存されているわけではありません。
例えば、税・年金・医療などの情報は別々の省庁・システムに分かれて保管されているため、万が一カードが盗まれても情報が一括で漏洩することはありません。
ICチップには最小限の情報のみ
マイナンバーカードのICチップに記録されている情報は以下のとおりです。
- 個人番号(マイナンバー)
- 氏名、生年月日、性別
- 住所
- 顔写真
- 電子証明書(署名・本人認証)等
パスワードと暗証番号で多重防御
電子証明書や本人確認には、複数の暗証番号(数字4桁や英数字6桁以上)が必要なため、万が一盗難にあってもパスワードがわからなければ悪用することはできません。
また、一定回数間違えるとロックされ、市区町村窓口でのパスワード初期化・再設定の手続きが必要になります。
紛失・盗難時の緊急対応
もしマイナンバーカードが見当たらない場合でも、24時間365日停止可能など紛失や盗難時の対応が整っています。
懸念されるリスク
安全性については確認できましたが、どんなに安全設計されていても人為的ミスや運用リスクはゼロではありません。
ここでは、実際に起きた事例も交えながらどのようなリスクがあるのかを確認してみます。
行政側の入力ミス・誤登録
別人の情報が紐づけられる
運用側の入力ミスなどにより、誤った情報が紐づくトラブルが数件報告されています。
公金受取口座の誤登録
自治体の手続き不備により他人の口座が登録されるという事例も報告され、総点検が実施されました。
利用者自身の管理ミス
不正アクセスやなりすまし
暗証番号の使い回しや紙にメモして持ち歩くなどでマイナンバー情報が漏れると、第三者に不正に登録・悪用される可能性があります。
また、フィッシング詐欺(なりすましメール)でマイナンバーを騙し取る事例も報告されています。
マイナンバーカードを安全に使うためのポイントは

マイナンバーカードに施されたセキュリティーと、それでも避けられないリスクを確認した上で安全に使うポイントを考えてみます。
当たり前のことを面倒と思わずに当たり前にすることが何より大切なようです。
暗証番号の管理を徹底
暗証番号を他人に教えないことはもちろん、他のサービスとの使い回しも避けましょう。
また、連続して誤入力してしまうとロックされてしまい暗証番号の再登録が必要になりますので、自身でしっかり管理しましょう。
カードの紛失・盗難時はすぐに停止
もしマイナンバーカードがなくなってしまった時は迅速に停止手続きを行いましょう。
以下のページからオンライン申請することももできます。
公金受取口座の登録保留
万が一のため、口座連携は慎重に行いましょう。
オンライン手続きではログアウト操作など基本を守る
情報はどこから漏れるかわかりません。
オンラインでの手続きが終了したら必ずログアウトするようにしましょう。
怪しい連絡や勧誘には応じない
マイナンバーや個人情報を求める不審な電話やメールには反応しないようにしましょう。
また、安全が確保できているか不明なサイトでのマイナンバーの入力は絶対にやめましょう。
さいごに
マイナンバーカードは技術的には安全性の高い設計がされているようです。
しかし、制度の運用や人為ミス、悪用を狙った詐欺も現実に発生しています。
つまり、カードが危険なのではなく使い方と運用体制に課題があるということになります。
「情報の取り扱いには慎重に」「カードは大切に扱う」「トラブル時には迅速に対応する」など、当たり前のことですがこういったポイントを押さえて利用すれば、安心して使うことができる便利なアイテムになるのではないでしょうか。
