記事内には広告が含まれています。

BURBERRYの腕時計(ムーブメント : ETA955112)の電池を自分で交換してみた

自動巻きや手巻きなどの機械式時計やソーラー時計などでない多くの腕時計は、大体2年前後で電池交換の時期を迎えますので時計店などの専門店に依頼して交換をしてもらいます。
通常は1,000円から3,000円程度でその日のうちに交換できるので、それでまた2年間使用することができることを考えれば決して高価な買い物ではないでしょう。
ただし、品物によってはメーカー対応になり高額になってしまう場合や、ホームセンターなど自店で作業できない店では時間がかかってしまう場合があります。
そんな理由もあってか、最近では自分でできるよう腕時計の電池交換に使う工具が手軽に入手できるようになりました。

ということで、今回はネット通販で入手した腕時計工具を使ってBURBERRYの腕時計の電池を交換してみました。

 

電池交換の準備をする

今回電池交換した時計

Burberryの腕時計です。

  • 裏ブタの開け方:こじ開けタイプ
  • ムーブメントの型番:ETA 955112
  • ボタン電池の型番:SR920SW

工具の準備

裏蓋がこじ開け式の場合、電池交換には以下のような工具が必要になりますので準備します。

  • 指サック
    ムーブや電池に直接触れないように使用します。
  • ピンセット
  • ばね棒外し
  • こじ開け器
  • 精密ドライバー(-)
大きめの100円ショップですべて揃えることができますが、(一部100円では買えないものやセットで売っているものもあります。)千円ちょっとで下のようなセットを購入することもできます。

ボタン電池の準備

ムーブメントに適合したボタン電池を用意します。
執筆時の最安値は、MURATAのボタン電池SR920SWでした。

 

【ボタン電池のSWとW
時計用のSRボタン電池には、SWとWの2つのタイプがあります。

それぞれSWタイプはアナログ時計など比較的負荷の小さな時計に、Wタイプはデジタル時計などパワーが必要な時計に利用されます。

 

電池を交換する

裏蓋を開ける

まずは赤丸部分の溝にこじ開け器を差し込み裏蓋を開けます。

蓋を開けてから気づいたのですが、こじ開け器を当てたすぐ内側にコイルがありました。
このような配置の時計では、こじ開け器が深くまで勢いよく入ってしまいコイルにキズをつけ時計が動かなくなる可能性もありますので細心の注意が必要です。

裏蓋を開ける前のひと手間

そのままでも裏蓋を開けることはできますが、ベルトをケースから外すことで作業時にベルトが邪魔にならなくなります。

古い電池を外し新しい電池をセットする

精密ドライバーなどをそっと差し込み電池を浮かせ、ピンセットなどで外します。
回路やコイルが表面に出ていますので、触れてキズをつけないよう注意して行います。

赤丸で囲った部分はコイルです。
ドライバーやピンセットでこの部品にキズをつけてしまうとかなり高い確率で時計が動かなくなりますので細心の注意が必要な作業です。

電池を外したら新しい電池を用意し、回路やコイルにキズをつけないよう注意しながら外した時と反対の手順で電池をセットし秒針が動くことを確認します。

電池の持ち方にも注意が必要です。
素手で電池に触れないことはもちろんですが、次の画像の誤った持ち方のように上下をつまんでしまうと電池がショートしてしまいますので、
必ず側面をつまむか絶縁されたピンセットを使用するようにします。

正しい持ち方

誤った持ち方

裏蓋を閉める

電池を交換して作動確認をしたら裏蓋を閉めますが、この時必ず裏蓋の切込みを竜頭の位置に合わせて閉めます

切込みの位置がずれると竜頭の心棒を破損する恐れがあります。
こじ開け式の時計で厄介なことの一つが、裏蓋が硬くて閉められないものがあるということです。
そんな時は下のような器具を使い閉めることができますが、扱い方によっては風防ガラスを破損したりケースにキズをつけたりする場合があります

時刻を合わせて終了

最後に時刻とカレンダーを合わせて終了です。
今回の所要時間は15分でした。

情報通信研究機構のホームページでは日本標準時が確認できます。
⇒ 情報通信研究機構公式サイト

 

 

スポンサーサイト

時計をより高く売りたいなら「ウリドキ
時計一括比較のウリドキなら簡単な入力で最大10社の査定額を比較することができます。

ウリドキ公式サイトをチェック

 

タイトルとURLをコピーしました