近頃はコロナウィルス感染のリスクがある「人との接触」を避けるため、キャッシュレス決済を利用する人が増えてきました。
とはいえ、クレジットカードなどの利用に抵抗があるという人はまだまだ多いでしょう。
今回は、そのような人でも比較的安心して使うことが出来るであろう、クレジット機能も口座連携機能も付けずに使用できる電子マネーをいくつかしらべてみました。
電子マネーとは
「電子マネー」とは前もってチャージしたお金や登録したクレジットカードから支払いをする決済手段で、カードやスマホをレジなどに置いてある端末にかざすなどの方法で現金を使わずに支払いができます。
それだけで紙幣や硬貨に触れずに決済が終了するため、新型コロナの感染リスクを軽減できるという意味でも注目が高まってきています。
電子マネーには、カードやスマホにあらかじめチャージしたお金を使用する「プリペイド型」や、使用した金額を後から支払う「ポストペイ型」などがありますが、今回はあらかじめチャージして使うことで、クレジットカードや銀行口座を登録しなくても使用することが出来る前払い式の電子マネーをいくつか見てみたいと思います。
おすすめ電子マネー
nanaco(ナナコ)
セブン&アイグループが運営する商業系の電子マネーです。
セブンイレブンやイトーヨーカドー、デニーズなどで使用することができます。
発行カウンターのある店舗やインターネット経由で入手することができる電子マネーです。初回発行手数料として300円必要になりますが、時期によっては入会時にポイントを付与してくれるキャンペーンを行っていますので実質無料で手に入れることが出来たりします。
セブンイレブンのレジで購入できますので、最も簡単に入手できる電子マネーのひとつです。
使えるお店
全国のセブン&アイグループ各店をはじめ、nanacoマークのある約836,000か所で利用することが出来ます。
※2021年9月末時点
入手方法
セブンイレブンやイトーヨーカドーなどの店舗やインターネット経由で購入できます。
チャージ方法
- セブンイレブンをはじめチャージを受け付けている店舗でチャージすることが出来ます。
- セブン銀行のATMでチャージすることが出来ます。
ポイント利用方法
セブンイレブンやイトーヨーカドー、デニーズなどで電子マネーに交換することで1ポイント1円として使用できます。
WAON(ワオン)
イオングループが運営する商業系の電子マネーです。
系列のイオンやミニストップ以外にも、ファミリーマートをはじめ多くの店舗で使用することができます。
発行カウンターのある店舗やインターネット経由で入手することができる電子マネーです。初回発行手数料として300円必要になります。
ミニストップのレジで購入できますので、最も簡単に入手できる電子マネーのひとつです。
使えるお店
全国のイオングループ各店をはじめ、約848,000か所で利用することが出来ます。
※2021年7月末時点
入手方法
ミニストップやイオンなどの発行カウンターのある店舗やインターネット経由で購入できます。
チャージ方法
- ミニストップをはじめチャージを受け付けている店舗でチャージすることが出来ます。
- イオン銀行のATMでチャージすることが出来ます。
ポイント利用方法
イオン銀行ATMやWAONステーションなどでチャージすることで1ポイント1円として使用できます。ファミマのファミポートでもチャージできます。
楽天Edy(エディ)
楽天グループが運営する商業系の電子マネーです。
ほとんどのコンビニエンスストアをはじめ、数多くの店舗で使用することが出来ます。
楽天Edyオフィシャルショップで購入することが出来る電子マネーです。
オフィシャルサイトからネット購入しなければならないので少し手間がかかりますが、支払方法にコンビニ前払いを選択すれば、クレジットカードなどが無くても購入できます。
使えるお店
楽天市場やコンビニ等、850,000か所以上で利用することが出来ます。
※2021年4月1日時点
入手方法
楽天市場にある楽天Edyオフィシャルショップで購入できます。
チャージ方法
- 楽天Edy加盟店(コンビニなど)でチャージすることが出来ます。
- セブン銀行のATMでチャージすることが出来ます。
- 一部の店舗に設置してある現金入金機でチャージすることもできます。
ポイント利用方法
- 楽天ポイントとして加算されますので楽天のサービスに利用することが出来ます。
- 楽天Edyにチャージすることで1ポイント1円として使用することができます。
Suica(スイカ)
JR東日本が運営する交通系の電子マネーです。
JR東日本の列車はもちろん、各種交通機関や店舗などで使用することが出来ます。
Suicaエリア内にあるJR東日本の駅の多機能券売機やみどりの窓口で入手することが出来ます。発行時、デポジット(預り金)として500円が必要になりますが返却すれば返金してもらえます。
「記名式」と「無記名式」を選択できますが、「無記名式」ではポイントを利用できません。
使えるお店
駅中をはじめ全国約880,000か所で利用することが出来ます。
※2020年6月末時点
入手方法
Suicaエリア内にあるJR東日本の駅の多機能券売機、みどりの窓口で購入できます。
クレジットカードは使用できません。
チャージ方法
- 自動券売機などでチャージすることができます。
- セブン銀行のATMでチャージすることが出来ます。
- Suicaが利用可能な店舗でチャージすることが出来ます。
ポイント利用方法
- 自動券売機などでチャージすることで1ポイント1円として使用できます。
ICOCA(イコカ)
JR西日本が運営する交通系の電子マネーです。
JR西日本の列車はもちろん、各種交通機関や店舗などで使用することが出来ます。
ICOCAエリア内にあるJR西日本の駅の多機能券売機やみどりの窓口で入手することが出来ます。発行時、デポジット(預り金)として500円が必要になりますが返却すれば返金してもらえます。
使えるお店
駅中をはじめ全国約880,000か所で利用することが出来ます。
※2020年6月末時点
入手方法
JR西日本のICOCAエリアの駅のみどりの窓口(一部を除く)、または自動券売機で購入できます。
Suica同様クレジットカードは使用できません。
チャージ方法
- 自動券売機などでチャージすることができます。
- セブン銀行のATMでチャージすることが出来ます。
- チャージを受け付けている店舗でチャージすることが出来ます。
ポイント利用方法
- 自動券売機などでチャージすることで1ポイント1円として使用できます。
さいごに
今回は銀行口座やクレジットカードを登録しなくても買い物などに利用できる電子マネーについてしらべてみました。
現金でのやり取りをする必要がなく、チャージした金額以上の買い物をしてしまう心配もないので、今まで完全現金主義だった方や「なんとかpay」のような電子決済はまだ抵抗があるという方にとっても使いやすい決済手段ではないでしょうか。